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沼津市長に対して沼津夜間救急医療センターで生じた2億5千万円の使途不明金について、徹底究明を求める要請書を提出しました。

沼津市が管理運営する施設においてその管理の杜撰さが表面化したニュースが、テレビ・新聞報道掲載されました。


6月24日に報じられた看護師による点滴チューブの切断事件


6月27日に一斉に報じられた沼津市職員による横領事件

 (毎日新聞オンラインニュース)

(テレしず)


今年1月に起きた沼津市のごみ回収事業の中で起きた痛ましい死亡事故についてもそうでしたが、沼津市長はまずは事件についての丁寧中説明そして再発防止や改善、その原因となった情報の開示を市民に対して行っていません。

無責任と思える市長のの対応に対し、今回は特に大きな問題である使途不明金について回答を求める要請書を提出しました。



7月23日を回答期限としました。


 


使途不明金の徹底究明を求める要請書

 

 前略

 報道によりますと、沼津夜間救急医療センターにおいて約2億5500万円(1億4千万円との報道も)の使途不明金が判明しているとのことです。沼津市の監督責任は重大です。市民の税金、市の財政がどのように棄損されたのか、その原因と責任の解明、再発防止を求める市民としての立場から以下、要請いたします。

1 以下の項目を明らかにするための厳正な調査を実施し、その結果を根本的な再発防止策と共に市民に報告してください。

1)   使途不明金はいつから始まり、総額いくらになるのか。

2)   このような使途不明金の発生を許してしまった組織上の問題は何なのか。

3)   報道では2007年から問題の口座が作られ、使途不明金が生じているようだが、17年間もこれに気がつけなかった組織上の問題は何なのか、

4)   1977年の設置当時から2006年までの使途不明金についてはどうなっているのか。

 

2 沼津市の監督責任を明らかにしてください。沼津市は、沼津夜間救急医療対策協会に指定管理者として委託料を払い、夜間救急医療センターの設置者は沼津市です。

夜間救急医療センターの収入は(損害保険料等・患者自己負担分)沼津市に入る仕組みですが、17年の間(また、それ以前の30年間)にどの部局がかかわり、監査はどのようになされていたのですか?同協会の監査役には市の副市長がかかわっているそうですが監査の職責を果たしていないと思います。また、理事会の役員構成は理事に沼津市、そして沼津市議会議長も入っており、医療センターの職務を監視し是正する責務を果たしていません。これらを踏まえて、監査記録等のすべてを開示すべきと考えます。いかがですか?

 

3 ここ数年、度重なる不祥事が起きていると報道により認識しています。昨年、埋蔵文化財調査の入札で業者との癒着が明らかになりました。その期間は2019年から22年にかけてと報道されています。また、沼津市立病院での看護師による点滴チューブ切断事件が今年2月21日に起きて、逮捕されていたと6月中旬に報道されました。このような警察が関与する事件は、市としていつ把握し、どのように責任をとり、再発防止策を決めているのですか?

 

4 本件使途不明金問題も含めて、これら不祥事がどれか一つでも早期に、責任を明確にする 解決と再発防止策が講じられているならば、相次ぐ不祥事は起きなかったと考えます。沼津市は綱紀粛正をどのようにはかっているのですか?

 

5 報道によると、頼重市長は使途不明金の報告を6月20日に受けながら、ことの重大性を市民に公表することなく、6月26日の定例会見でようやく「警察の調査を踏まえて対策を進めていく」と述べています。市長は夜間救急医療対策協会の理事であり、また沼津市には協会に対する重大な監督責任があります。沼津市長としてこのような重大な責任を持つ立場でありながら、あまりに人ごとのようで無責任なコメントであるとしか考えられません。「市長としての責任を痛感し、問題の全面解明のために全力で調査を行い、その結果を再発防止のための改善策と共に市民に公表します」と言えないでしょうか?市長の見解と決意を明らかにしてください。



 

提出の様子はこちらからご覧いただけます。






本文中にもありますが現在の沼津市は長期的に見過ごされてきた、または放置された問題が多すぎます。早期に対処し未然に防ぐこともできた事件も今となっては沼津市の大事件となってしまいました。


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